ついに夏休みも終わりましたし
さて、今回は７/１６・１７に大田区民センターで行われたサマーオープンの記事を書こうと思います。
今年の参加者は２日コースが６０人、１日コースは１７人でした。
僕は６R（ラウンド）ある２日コースの方に参加したのですが、今回のクラス分けはBクラスがレーティング１６４６以下でした。
おや、１６４６？なにか見覚えがありますね。
それもそのはず、これは僕のレートです。
しかもサマーオープンではAクラスとBクラスが完全に分離しているので、今回僕は２日以上ある公式大会で初めてのリスト１となってしまいました。
リスト１であるということは言い換えれば戦う相手は全員僕よりレートが低いということです。これなら全勝優勝して賞金の１万円をいただくのは確実でしょう。
しかし現実は非情である。
そんな油断と慢心に満ち溢れた甘い目論見は１R目から打ち砕かれます。
というわけで今回は大会レポートもとい僕の転落から隆盛までの様子を見ていきましょう。
まずは１日目です。
��R目の相手は大東文化大学チェスサークル代表にして創設者であるtmi君です。
白番で定石はカロ・カン・ディフェンスになりました。大学からチェスを始めたにも関わらずその行動力とチェスへの熱意でめきめきと成長していくtmi君を前に、序盤の手損で劣勢になったもののなんとか盛り返して終盤戦まで行ったのですが、tmi君のポーンタダ落ちの一手を見落としてしまいドローとなってしまいました。今回の敗因（？）はリスト１のプレッシャーや油断が大きかったと思いますが、次は序盤の対策をしておかないとほんとうに負けてしまうかもしれません。ちなみにtmiくんは８月の新潟チェス大会のBクラスで全勝優勝しています。これからの活躍が期待できますね
２R目の相手は同じく大学生のtnkくん。
約２ヶ月前なのでうろ覚えなのですが、たしか信州大の１年生でまだレーティングを持っていませんでした。
しかし将棋経験者というだけあって読みもしっかりしたプレイヤーでした。
ただ、「お昼を食べて眠くなるころに自分よりレートが下の人と対局するとオープニングが雑になる」という悪癖をいかんなく発揮してしまった僕は気づいたらエクスチェンジダウンになってしまい、そのまま良いところもなく負けてしまいました。正直tnkくんの実力を引き出す前に自滅してしまいましたが、少なくともエクスチェンジアップを勝ち切るだけの実力はあり、またまたこれからの活躍に期待です。
��R目の相手はmriさん。
��敗１分の僕はついに１１番ボードにまで落ちてしまい、優勝どころか入賞すら厳しくなってしまいました。絶望気味の僕はここでもmriさんのレートを見て油断してしまい、またもや序盤でエクスチェンジダウンに陥ってしまいます。不利になってようやく気を引き締めた僕はなんとかmriさんの疑問手につけこみ逆転勝利となりました。
というわけで一日目は1勝１敗１分で1.5/3.0とリスト１とは思えない結果になってしまい、２日目に不安を残します。
しかし、僕にも学習能力が少しは残っていたようで、２日目は序盤のミス癖もなりを潜め、４R目のymdさんには得意のフレンチで押し勝ち、５R目のknhrさんには強気で攻めて勝ちをもぎ取ります。
��R目の相手はkwnkさん。
全日本選手権にもよく出る方でスカンジナビアンを得意とします。今回は僕が黒番だったのでダッチディフェンスで始まりました。３手目でいきなり予想外のアタックを受けた僕は防戦一方になりながらも駒の展開を進め反撃のチャンスをうかがいますが、慎重なkwnkさんは時間をかけすぎてしまい逆に時間切迫になったため、なんとか勝ちを拾えました。
このように２日目はなんとか全勝して4.5/6.0まで持ってきました。さすがに入賞はないかと諦めかけた僕でしたが、入賞の可能性のある人たちが潰しあってくれたもといドローにならなかったため、なんと単独3位入賞となりました。
こんな感じでリスト１となった僕は0.5/2.0から単独3位入賞まで持ち直すことができました。せっかくリスト１になれていいプレッシャーを味わえたもののそれを活かせなかったのは残念です。
課題もみつかったことですし、最後に３位で表彰されたときの写真を載せて終わりにさせていただきます。
そろそろクラブ選手権も近づいてきました。遂に筑波からOBチーム含めて２チーム出るようになりましたし、いい結果を出せるよう頑張りたいと思います！！
